カンナビノイドR&D検査(Research & Development Testing)
製品開発から品質改善まで。
カスタム検査と先端技術で、あなたのカンナビノイド製品を次のステージへ導きます。
カンナビノイドR&D検査とは?
カンナビノイドR&D検査(Research & Development Testing)とは、製品開発・品質向上・新規成分の探索を目的とした高度な分析サービスです。従来の合否判定や基準値順守に留まらず、製品のポテンシャルを最大限に引き出すためのデータを蓄積・活用します。
ポイント:Anresco日本支社では、アメリカ本社との連携により最新技術・専門知識を活用し、より精密なカスタム分析やレシピ改良のサポートなど、多様なニーズにお応えします。
R&D検査が注目される背景
近年、CBDやCBG、THCVなどカンナビノイドの多様性が知られるようになり、
それらの製品化や機能性評価には従来以上に高度な分析が求められています。
特に、差別化された新製品の開発や特定カンナビノイドの高精度分析などにおいて、R&D検査が不可欠となっています。
- 複数カンナビノイドの比率を最適化する
- 新しい抽出法や合成技術の検証
- 機能性や安定性の評価
- 風味や香り成分のプロファイリング
R&D検査で得られる主なメリット
- 製品開発の効率化:成分分析データを用いてレシピ改善や抽出プロセス最適化を行うことで、開発スピードを向上
- 高付加価値の創出:CBDに留まらず、CBGやTHCVなど希少カンナビノイドを狙ったプロファイル設計が可能
- 市場競争力の強化:独自性のある製品を展開することで、消費者や取引先へのアピール度アップ
- 法規制への柔軟な対応:THC残留限度値など新基準への準拠と、品質開発を両立するアプローチを構築
カンナビノイドR&D検査の主なアプローチ
1. カスタムメソッド開発
一般的な標準分析では検出できない希少カンナビノイドや新規合成成分にも対応するため、
LC-MS/MSやGC-MSなどの機器を用いた独自メソッドの開発を行います。
2. 多角的成分プロファイリング
カンナビノイド以外にも、テルペンやフラボノイドなど製品の特徴を左右する成分を総合的に評価。
風味や香り、安定性などR&D視点で重要な指標を可視化します。
3. 安定性・保存試験
長期保存や温度変化による成分劣化を調査。
製品のShelf Life(賞味期限)や最適な保存環境を見極めることで、
製品クオリティを長期間維持できるよう支援します。
4. 実証試験・トライアルサポート
小スケールの試作品を分析し、結果をフィードバックすることで製品開発サイクルを素早く回せる体制を構築。
プロトタイプ → 分析 → 改善 → 再分析といった流れを円滑化します。
2024年12月施行の新基準とR&D検査
日本では2024年12月より改正大麻取締法が施行され、THC残留限度値が大幅に厳格化されます。
油脂・粉末は10ppm、水溶液は0.1ppm、その他は1ppmと製品区分ごとに基準値が細分化されるため、
Δ9-THC + (Δ9-THCA × 0.877)の合計値をより厳密に管理する必要があります。
R&D検査の役割:新基準をクリアしながら、製品の機能性や風味を最大限に引き出すための分析を行い、開発段階から法令遵守を組み込むことが可能になります。
よくある質問
Q. R&D検査とフルパネル検査の違いは何ですか?
フルパネル検査は重金属や農薩、微生物など、製品の安全性を総合的に評価するための項目を網羅する検査です。一方、R&D検査は安全性に加えて、希少カンナビノイドや新規成分の分析、製造プロセス最適化など、開発・研究視点に特化したカスタム分析が特徴です。
Q. 希少カンナビノイド(CBGやTHCVなど)にも対応できますか?
はい、可能です。AnrescoのR&D検査では、従来の標準分析では難しい希少成分の定量や未知ピークの特定にも対応できるよう、独自メソッドを開発し、LC-MS/MSやGC-MSなどの先端機器を駆使しています。
Q. 製品の風味や香り成分を調べることもできますか?
可能です。テルペンやフラボノイドなど、香りや風味を左右する成分プロファイルの解析を実施し、開発チームにフィードバックいたします。これにより、より魅力的な製品設計にお役立ていただけます。
Q. 海外向け商品の開発に活かせますか?
はい。Anrescoでは国際的な検査基準(ISO17025など)に準拠しており、英語での分析レポート発行や海外の法規制情報との照合も可能です。グローバル展開を視野に入れた製品開発にもお応えします。